最近気が付いた事を申し上げたいと思います。私は神社の中執り持ちを司(つかさど)って居る神職であります。崇敬者等が神社に参拝するとき二礼二拍手一礼の作法の後祈願を必ずされる事とおもいます。それは些(いささ)か順序が間違っています。先ず神社の社名又は御祭神の名前を唱えて自分の名前を述べ、しかるのち願い事をするのが順序で御座います。その願い事が成就するには神様の心根に通じてこそ成り立つものなのです。人間はややもすると願い事が成就した時だけお礼参りを(願ほどき)をする、成就しなければお参りをしない事が多いように見受けられます。願ほどきをされない方は後々影響を受けられる方が居られたようです。願い事をされたならば必ず願ほどき(お礼参り)しなければ成らない「道」です。
「神の道」「人の道」も同じ事であります。たとえば人にお世話になる場合「宜しくお願い致します」と挨拶をし、終われば「ありがとうございます」と御礼に行くことと同じなのです。「神の道」は「人の道」「人の道」「神の道」なのです。

平成十八年二月二十八日