両親は最初の教師であると先に伝えましたが、母親が神様より魂の素晴らしい無垢の子宝を宿し、そして産月にこの世に命を頂きます。神様より世の中に通づる子供を育てる様に命じられますが、親の心によって子供がどこまで世の中に通じ成長していくのかを神様はそっと見守って頂いておるものと思われます。魂は運命を持って世の中に出され、総て祖先の因縁を受けて生まれて来ます。成長の途中に多くの事を経験しながら多難の道を歩む者も居る様であります。その道程とは家庭(親)が不思議に何も分からぬまま生活し大自然(神)に守られておる事に気付く人が、余りに少ないと思われます。神社に参拝して私達を幸福にして下さい、一日も早く病気を治して下さいと祈る方、それには法則があります病気、怪我などは為るべくして成ったのではないと思われます。私は神主としてその方々に祈願の仕方などを教えて挙(あ)げたいと思う事がしばしばあります。
父・母・祖父母に対して感謝を忘れて居る方々の多い事が、私の目に留まります。「何故そんな事まで考えて行かねば成らない」。御先祖の因縁を持っておる事は必ず因縁が表面に出てくるものです。(それ故に先祖の御霊を慰めなければならないのです。自分等も先祖に成る訳ですから、親が子供等に伝えて行かねばならないのです)。父母に対して感謝を忘れておる子供等の多い事、自分一人で生きておる事では無い等を少年・少女のうちに教え社会に通づる子供の成長を願い親が責任を持って育てなければならないのです。

平成十九年二月二日