この世に生命を受ける事は先祖代々の因縁因果を取り除き、子孫にはこの辛さを伝えない様にとしてこの世に生まれて来た最大の理由である。日本人として家族の苦しみをどうしたら良いか或いは突如として病魔に襲われ事故に遭遇して何故私共だけにと思われます。しかし、これ全て先祖から受け持っておる因果であり、その因縁因果をどうしたら取り除く事が出来るのかを知っておる人は多少は救われてくる。それすら分からないそんな事などあるはずはないと考えておる人の多い事、非常に悲しく思われてはなりません。神職として祈願をされる方々の願い事一つ一つ神様にお願いし少しでも祈願者が癒されればと思う事がしばしばであります。その方々にその理由を教えてあげたくてもそこまで達せない方々の多いのが現状であります。困った時の神頼みしかしないのであり、私はいつも困らない時の神に対する感謝と反省を日々に祈る事が重要であると教えております、その事すら信じない方々の多い事、今が良ければと思う。しかし、いつ何時に於いて先に述べた様に先祖代々の因縁因果に苛まれるかを知る時に末恐ろしさを感じる昨今であります。
神官として斎服を着用した時、自らその人々の祈願を取り除かれて素晴らしい家族の営みに立ち戻られる事を願う者であります。私も一日一日を感謝の中で生かされておる喜びを感じながら過ごしております。しかし乍ら神様がどの様に思われておるか、私共をじっと見つめておられます。
悲しい時、辛い時など何故と思う時もしばしばありますが神と接して己の偽ざる心根を伝え乍ら待つ心を持って耐えている時に一つの光明を頂けますなにゆえにこの辛さを生き抜かなければならぬかと思うが神言わく「その辛さを耐えた時には必ずや先に良きお答えを頂く事が出来る生まれた時も死する時に感謝を持たねばならぬ」と生まれて来る時は親が生まれて来てありがとう。子供は産んでくれてありがとうを神様に感謝しておる家々には大きな事件や事故に遭遇しないと思われます。又、遭遇したとしても大難が小難、小難が不難にお納めて頂けるのです。親は子供に対し他人に迷惑をかけない人にと教え導き子供は親に迷惑をかけない様に人生を生き抜く事の重要さを知るべきではないだろうか。
悲しい事に遭遇する事なく日々感謝と反省を胸に抱き乍ら生き抜いてもらいたい。

平成二十年七月二十一日